エンジニア採用コラム

ITエンジニアの採用のコツなどコラムでご紹介

ITエンジニア採用と総合職採用の違い

※この記事はITエンジニア採用初心者向けです。



総合職と同じように大手ナビでエンジニア募集してみたんだけど、
全然ターゲットに会えなかった…


お客様からよくこのようなご相談をいただきます。それもそのはず、総合職とITエンジニア学生では就活の仕方が全く異なるのです。同じ方法では採用できません。では、どのように異なるのでしょうか?

出現率が低い!

ITエンジニア学生の就活をまとめるとこうなります。

  • 口コミ・研究室づて、勉強会で探す。
  • 受験社数は10社以下。 (※当社会員平均)
  • 大手ナビは使わない。
  • 就職活動はせず、研究室の推薦で決める学生も。

とにかく「採用市場への出現率が低い」のがエンジニアの特徴です。エンジニア学生は、大体3年生後半から研究室に配属されます。総合職のゼミとは異なり、授業以外は研究室に入りびたり研究活動に勤しむため、強固なコミュニティーが構築されます。また、四年生の先輩や大学院生の先輩とも同じ研究室で過ごすため、先輩たちのリアルな就活情報が入ってきます。良い会社、良い就活イベントは即座に共有されます。もちろん悪い噂も。

また、アクティブなITエンジニア学生は各種勉強会に参加し、学外の学生や社会人、企業との繋がりを作っています。勉強会とは、ハッカソン、プロコン、LT大会などです。学生主催のものもあれば、社会人主催のものもあり、企業がスポンサーになって開催されるものもあります。情報系学生は就活前から企業に関する豊富な情報を有しており、スタート段階である程度興味のある企業を絞っているのです。



さて、どうやって彼らは企業にエントリーするのでしょうか?企業の採用HPからの直エントリーか、エンジニア限定のスカウト型イベント(当社含め)が主流です。リクナビも使用しますが、エントリーするのは数社程度。合同企業説明会には参加しません。企業は大抵個別で対応してくれるので、1社対大勢で話を聞かざるを得ない合説に、貴重な時間を割いて行くメリットがありません。

また、研究室と企業の人事部も強固な繋がりがあり(その研究室で採用実績のある大手企業です)、研究室の推薦で受験した学生は大抵合格します。就活は全くせずに、推薦で受けた1社のみで決める学生もいます。

決定時期・総合職より早い!

ITエンジニア学生の上位1割は年内、上位2割は3月末までに就活を終了させます。



上位1割とは、大手企業・人気メガベンチャーから数社内定を獲得するようなエンジニアです。この層を採用したい場合は、夏のインターン から動く必要があります。しかも、人気企業と比べて見劣りしない魅力的な実践型プログラムやメリット(交通費、宿泊費、日給等)を用意しなければならないため、難易度が高いです。従って、ほとんどの企業は秋に母集団を形成し、年明けから選考を開始し、3月には内定を出すスケジュールで動きます。まずは秋の母集団形成に乗り遅れないように採用計画を立てましょう。

リアリスト。企業の実態を知りたがる



数字と論理を扱う彼らはリアリストです。先輩たちのハードな労働状況も知っているため、美談ではなく、企業のリアルな「実態」を知りたがります。具体的な仕事内容、勤務時間、給料、開発環境(オフィス環境、PCのスペック、使用言語)、社員のスキルレベル、待遇制度、勉強会等スキルアップの支援制度があるか。ビジョンに共感できるか、人が魅力的かなど定性的な軸で会社を決める総合職学生よりも、エンジニア学生は定量的な情報を求めます。会社が「今」どうなのか?を、具体的に伝えられるようにしておきましょう。

超売り手・企業は選ばれる立場

年々新卒エンジニアの採用需要が増しており、採用予算も増加傾向にあります。総合職よりも更に売り手市場であると考えてください。特にスキルレベルが高い学生は部署確約や年収アップ等、特別オファーを受けるケースも増えてきています。採用スケジュールも年々前倒しになっており、3年制4月から母集団形成を始める企業も増加しています。

連絡はSNSで

Facebook等のSNSでいつ東京に来るか、どの会社に訪問したのかを書くことが多いので、繋がっておくとよいでしょう(ただし関係性が築けている場合のみ)。Messenger、LINE、Skypeをエンジニア学生との連絡に使用しているWEB系企業も多いです。遠方の学生だと面接をskypeで実施することも一般的になっています。通常のメールですと、1日に何十通も来る説明会案内メールに自社の案内が埋もれてしまいます。ターゲット学生とは積極的にSNSでつながっていきましょう。

濃いコミュニティーを活かして採用を

エンジニア学生は授業や研究で忙しいため、大学外に出て活動することはあまりありません。基本的には学部内・研究室内・サークル内で人間関係を密に築くので、会社のいい噂・悪い噂はすぐにシェアされます。ある研究室で失敗すると、次代、次々代の学生に語り継がれていくことも…。逆に、1つのコミュニティから1人採用実績を作ると、来期以降の採用につながる可能性もあります。

柔軟に選考日程を組む

文系学生に比べて必修授業や研究活動が忙しく、夜型の傾向にあります。面談の日程調整も学生の予定を優先させたり、土日も対応したり、スカイプ面談にしたり等、柔軟に対応すると来社/面談確率が高くなります。

極めていることについて聞く

職人気質の彼らは、自分が極めていることについて、関心を持ってもらえることを喜びます。成果物に関して・研究に関して・趣味についてなど、好きなことに関しては湯水のごとく話題があふれてくるので、どんどん質問していきましょう。もし無知の領域であっても、教えを乞うスタンスで質問すれば、学生も丁寧に答えてくれます。

学生のペースに合わせて会話を

文系学生に比べると恥ずかしがり屋で口下手な学生が多いです。目を合わせてくれない学生も。根気強く、相手のペースに合わせて話してあげると心を開いてくれます。まずは「どんなことが好きなのか」から聞いてみましょう。

以上、総合職学生と比較しながらITエンジニア学生の採用時に気を付けるべきことについて説明しました。

ITエンジニア学生のプレゼン資料を公開しています。実際の開発経験や、会社に何を求めるか?について書かれていますので、ぜひご覧いただければと思います。

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