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【23卒】ITエンジニア新卒採用、サマーインターンは実施すべき?メリット・デメリットを解説!

「サマーインターン、実際やった方がいいの?」
春先から夏前にかけて、IT・WEB系の企業様からよくこのようなお問合せをいただきます。
IT エンジニアの新卒採用マーケットは超売り手市場、自社もサマーインターンを実施した方がいいのかも、と考えている人事の方も多いのではないでしょうか。
今回は、計100 社以上の IT エンジニア採用支援を担当してきた筆者が、サマーインターン実施 のメリット・デメリットについて解説します。

サマーインターン時期に動く学生層と、その動機

ITエンジニア職志望の学生が就職活動(以下、就活)を意識し始める時期は様々ですが、就活への意欲・情報感度が高く、開発スキルが高い学生は、傾向として学部3年・修士1年になる春から動き出します。
「国内大手企業や外資系IT企業、人気のIT・WEB系ベンチャー企業などから複数内定が出る、またそれに準ずる層(以下、早期層)」であり、ITエンジニアの新卒採用市場では競争率が非常に高い層と言えます。
そのような学生が春先〜夏前にかけて取り掛かるのが、サマーインターンの情報収集です。
普段から授業、研究活動で多忙なエンジニア学生にとって、2ヶ月近くある夏期休暇は、就活において大変貴重な期間となります。

学生がサマーインターンに参加する動機としては、以下のようなものが挙げられます。
・キャリアについて考えたい
・企業のこと、実際に働く現場を知りたい
・先輩からサマーインターンの重要性を説かれたので、まずはチャレンジ!
といった漠然とした動機から、

・インターンを通してスキルアップし、秋以降の本選考期に活かしたい
・本選考期を見据えて、企業との繋がりを作っておきたい
・インターンで良い結果を残して、その後の選考を有利に進めたい
といった具体的な動機の学生もいます。

サマーインターン実施に向いている企業とは?

筆者の見解では、サマーインターン実施に向いている企業は、
①早期層(国内大手企業や外資系IT 企業、人気のIT・WEB系ベンチャー企業などから複数内定が出る、またそれに準ずる層)を採用したい企業
② ①を惹きつけるだけの魅力を用意できる企業
の2点を満たす企業です。

特に①の学生を採用するには、現場エンジニアを巻き込んだ実践型インターン、相応の時給・日給など、人気企業に引けを取らないインターン環境を用意する必要があります。

サマーインターン実施のメリット

企業にとって、サマーインターンを実施するメリットは「早期層を採用しやすい」点です。
実際に、私が担当した企業のなかには、年間の新卒採用人数の3〜5割をサマーインターン経由で採用している企業もいました。
それでは、具体的なメリットを見ていきましょう。

「早期層」と出会える

まず早期層に出会える確率が高いことが挙げられます。(ただし、やみくもに動いても出会えるわけではありませんので、接点を持つ方法や具体的な集客時期については別の記事でご紹介したいと思います)
さらに春夏の時期は、学生は就活を始めたばかりで志向性が定まっていないことが多く、柔軟にインターン先企業を選ぶ傾向にあります。
もちろん、特定の企業のサマーインターンに行くことを目指して動く学生もいますが、まだ就活の軸も定まっていないし、視野を広げるためにも接点を持った企業を全て見てみよう!というマインドで動く学生が多いのも事実です。

魅力づけがしやすい

先ほどのパートでも言及しましたが、春夏の時期は、ITエンジニア職として就職したいという方向性は定まっているものの、具体的に就職したい企業が決まっていない学生が大多数です。そのため、夏期休暇ならではの中長期間インターンを実施することにより、自社で働くイメ ージを持ってもらえる、働いている社員や社風を知ってもらえる、など自社の魅力を一気に伝えられる場でもあります。

なお、IT エンジニア職として就職したい学生の多くは理系(中でも情報系専攻が多数)で、授業や研究で日々多忙を極めます。そのため「IT エンジニア採用と総合職採用の違い」でもご紹介していますが、受験社数はおおよそ10社未満と社数を絞って就活を進めます。

早期で就活を終わらせたい学生は、サマーインターンに参加した企業の中から就職先を決める学生もいます。過去の弊社会員学生では、大学3年生・修士1年生の8〜9月にはインタ ーン先で内定をもらい即承諾、という方もいました。そこまでいかずともサマーインターンで好印象だった企業は、その後の就活でも第一志望群となる可能性が大いにあります。

なお、サマーインターンに参加した学生は夏期を経て徐々に就活軸・判断基準ができていき、秋以降は「サマーインターンで興味を持った企業よりも魅力的な企業」のみ受験する、という学生もいます。
早期層を採用したい企業にとって、サマーインターンで他社の魅力を十分知った学生に、秋以降で初接触し志望度を上げていくのは、なかなかハードな戦いになるとも言えます。

ミスマッチの防止

中長期のインターンは、学生の業務への取り組み方やメンバーとのコミュニケーションスタイルを知ることができ、自社にフィットするか否かをじっくり判断する機会になります。
なお学生が企業に魅力を感じた場合は、就活において第一志望群になる可能性があります。
一方で企業をじっくり知った結果、合わない(その後の選考には進まない)と判断をする学生もおり、その時点でもミスマッチを防げると言えるでしょう。

サマーインターン実施のデメリット

サマーインターンを実施した場合のデメリットは、採用に繋がらずコストを回収できない可能性がある点です。
人気のIT・WEB系企業でさえ、サマーインターン経由での採用が0名、採用に繋がったとしても想定人数を大きく下回ることもあります。

その要因を一部ご紹介します。
・採用像が定まっておらず、本採用で通らない学生をサマーインターンに動員していた
・次回アクションまで時間が空きすぎて学生が離脱
・そもそも早期層の採用競争率が高く、他社に競り負けた

サマーインターン経由で採用するには、本採用を見据えた採用像の設定やフローの設計、早期層を採用するための戦略を考える必要があります。

今回はサマーインターンのメリット、デメリットを中心に解説してきました。
今後、実施検討の参考になれば幸いです。

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
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