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GunosyのITエンジニア採用責任者に聞く!逆求人フェスティバル参加のメリット

本日は、株式会社GunosyのVPoE(Vice President of Engineering)である加藤さんに、逆求人フェスティバルに参加するメリットや、新卒採用をする理由について詳しくお話を伺いました。

Gunosyが新卒者に期待することとは?

― 加藤さん、本日はお時間いただきありがとうございます。Gunosyさんはもうすぐ創業から10年という節目ですよね?

そうですね、弊社は当時学生だった創業メンバーが作ったGunosyというサービスからスタートしているので、そのサービス自体はもうすぐ丸10年になりますね。会社はサービスリリースから約1年後の2012年の11月に設立しているので、会社としては9年目になります。(* 2021年7月時点)

― 新卒採用は、いつ頃からスタートされたんですか?

2016年卒から新卒採用を始めたんですが、実際2016年に入ってきた新卒メンバーは、色々な縁があって自ら応募してくれた学生インターンがそのまま入社を決めてくれた、という形でした。

リクルーティングサイトを用意したり、大々的にインターンを募集したりと、会社として新卒採用のプロジェクトを始めたのは、2018年卒向けからですね。ジースタイラスさんをはじめとした、逆求人型イベントに参加し始めたのもその頃からです。

― 会社設立から 4~5年目で新卒の方を迎えようと思った理由や、新卒の方への期待を教えていただけますか?

弊社の創業者って学生時代からサービスを作っていたので、創業者が新卒者であったという背景ではあるんです。

― 確かに...!

そのあとは基本的に中途を中心に採用してきたので、色んな会社の文化を知っている人たちがGunosyっていう会社を作り上げてきていたんですね。一方で、何色にも染まってないプロパーの方がGunosyに入社して、会社の歴史や文化に新しい風を吹かせるという流れは作りたいなと思っていて、そういった面で新卒に期待をしていますね。

Gunosyの求める新卒ITエンジニア像とは?

― 加藤さんは ITエンジニアの採用を担当されていますよね。コーポレートサイトを拝見したところ、ITエンジニア職はサービス開発とデータ分析の2コースに分かれているんですね!

そうですね。アプリ開発やサービスのサーバサイド開発をするというポジションが1つ。もう1つは、Gunosyのサービスを支える部分、例えば記事を配信するロジックというところでデータ分析、機械学習といった技術を主に担当している「Gunosy Tech Lab」への配属を想定した採用ですね。

外向きには広くエンジニア採用と思ってもらえればいいかなと思うんですが、サービス開発の方に興味や適性がある方はサービス開発コース、大学や大学院での研究等でデータサイエンスの経験がある方で、卒業後もその領域の仕事をしたい方はデータ分析コース、と、学生さんの興味や経験、適性などを考慮しています。

そのコースによって技術課題の内容や選考で見るポイントを変えております。

― こんな学生さんに来てほしい!という採用像を教えてください!

サービス開発コースとデータ分析コース、力をどのように測るかというところで技術課題や選考の内容を少し変えているんですが、求める人物像としては大きな違いはないですね。

― というと...?

我々は事業があっての会社だと思っているので、やはりエンジニアリングで「社会の課題をどう解決していくか」 が価値だと思っていて、技術はあくまでその課題を解決するための手段として捉えています。

技術的な成長ももちろん重要ですが、それだけでなく我々がもっている技術力で社会の課題に貢献していく、という点に興味を持って、共感してもらえる方がマッチしますね。

Gunosyが語る、逆求人フェスティバル参加のメリット

― ITエンジニア志望の学生さんって一体どこで出会えるの?と思っているIT・WEB系企業さんも多いと思うのですが、Gunosyさんは新卒採用において、どのような方法で学生さんと接点を持っていますか?

コロナ禍以前だと、学生さんの夏休み期間にサマーインターンを実施して、広く募集する取り組みをしていまし た。それ以外だと、弊社のデータサイエンスの部門で、国内外、特に国内の学会にスポンサーとして発表する機会をもたせてもらったり、論文投稿をして査読が通って発表する機会もあったりするので、そこで学生さんとのディスカッションを通じて興味を持ってもらうなどで、インターンに来てもらったりしていました。 大学ではなく民間企業による研究ということろに一定の興味を持ってもらえる部分はあります。

― Gunosyさんらしい接点の持ち方ですね!

あとはジースタイラスさんを始めとした逆求人型イベントで、学生さんと接点を持たせてもらうという感じですね。

そんなに特殊な手法はとっていなくて、強いて挙げれば学会で引き合いがあるというところは、他社にはない珍しい点かと思います。

― 大手のナビ媒体には広告出稿されていないのでしょうか?

エンジニア職は出していないですね。採用人数が数名の場合、逆求人型イベントのように採用像に合う方にピンポイントで出会える場の方が効率がいいですね。

― Gunosyさんは4年ほど前から弊社の逆求人フェスティバルにご参加いただいていますが、逆求人フェスティバルのメリットを具体的に教えてください。

まず、ジースタイラスさんの方で学生の志向性や希望職種によってイベントを分けてくださっているので、誰をアサインするか、何を話すかという計画が立てやすいところがあります。
(* ITエンジニア逆求人フェスティバルでは、イベントのテーマを4種類に分けている。開発職・バックエ ンド・AI・ゲーム)

あとは、逆求人フェスティバルの場合、ジースタイラスさんが用意したESのフォーマットがあるので、どういう技術を持っているのか、今までどういう経験をしてきたかをまとめて確認できることができる点もいいですね。
(* 逆求人フェスティバルに参加する学生には、弊社が用意したESフォーマットに事前にPR内容を入力いただいている)

あとは、意外な出会いがある点です。今はこのコロナ禍で、さすがに全国を行脚するわけにもいかないという状況なので、全国のエンジニア学生と接点が持てるのは非常にありがたいですね。
2021年は逆求人フェスティバル経由で東北の大学のエンジニア学生が入社しているのですが、この状況下で各地に足を運ぶという発想に至っていなかったので、 そういった面では助かっています。
(* 逆求人フェスティバルには、日本全国のITエンジニア志望の学生が参加している)

会社情報 株式会社Gunosy 2012年設立。「グノシー」や「ニュースパス」「LUCRA(ルクラ)」などの情報キュレーションサービスから、「YOU IN」といった D2C領域まで広く事業展開している。 加藤慶ーさん略歴 早稲田大学大学院基幹理工学研究科修了。ソーシャルゲームの開発、アドテク企業でのデータエンジニアを経て2015年12月Gunosy入社。「ニュースパス」の立ち上げや広告配信ロジックプラットフォームなどの開発を担当。またエンジニア採用の責任者としての役割も担う。2018年9月よりVP of Engineeringを担当。

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
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