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Chatworkのエンジニア採用広報に直撃インタビュー!リアルな採用課題からChatwork流の採用勝ちパターンまで

今回は、Chatwork株式会社のエンジニア採用広報の高瀬和之さんに、同社のITエンジニア新卒採用事情について詳しくお話を伺いました!
ChatworkのITエンジニア採用手法について知りたい企業人事さんはもちろん、就職活動や転職活動をされている方にとっても参考になる情報が満載です。

※ 前半はこちら

就職や転職をする時に、Chatworkの存在を思い出してもらいたい

― ズバリお聞きします!Chatworkさんの新卒採用における課題は何ですか?

母集団形成です。Chatworkの知名度は上がってきていますが、学生さんに「Chatworkが新卒採用をしている」という事があまり認知されておらず、オーガニック(自然流入)の数が少ない点が課題です。それは、今まで中途採用に力をかけていたことも原因の1つだと思います。
新卒でも中途でも、「知っている企業」の中から就職先を探す方が多いと思うので、いかにその候補の中に入れるかが重要だと思っています。就職や転職をする時に「Chatworkという会社があったな」と思い出してもらえるよう、日々活動をしています。
今は認知の拡大に努めつつ、新卒採用サイトも整えているところです。まだまだオーガニックの数自体を伸ばせる余地があると思っています。

― どんな会社と競合することが多いですか?

カルチャーが似たベンチャー企業と競合する機会が多いですね。ただ最近は意外と、メガベンチャーと比較いただくケースも増えてきました。Chatworkはこれから新規事業開発に注力していくフェーズであり、その一方でビジネスチャットツールとしては470万を超えるユーザー(2021年12月末日時点)がいて社会インフラ化してきているという両側面を持つ点がメガベンチャーの雰囲気と似ているからかも知れないです。
(参考:https://www.wantedly.com/companies/chatwork/post_articles/346457

Chatwork流「採用の勝ちパターン」とは?

― Chatworkさんの新卒採用スケジュールを教えてください。

入社年の約2年前(例えば2023年入社であれば2021年春時期)から接触を始めています。当社が採用したい「プロダクト制作経験のある方」の多くは、大学3年生、修士1年生になった春頃から情報収集を始め、夏にサマーインターンシップに参加される方がほとんどという印象です。当社の場合もサマーインターンシップが母集団形成のメインチャネルとなっており、2022年2月現在で内定を出させていただいているのは、ほぼサマーインターンシップ経由の方々です。今後もインターンシップに注力することは変わりませんが、加えて他のチャネルも開拓していきたいと考えています。

― 現状はオーガニックが少ないとのことでしたが、どのように学生さんと接点を持っているのでしょうか。

主に逆求人系のイベントに参加しています。当社が求める「プロダクト制作経験のある方」と出会える確率が高いですし、技術面だけではなく志向がマッチしそうかも判断できるので、よく参加しています。

― サマーインターンシップ以外に、学生さんと接点を持つ場はありますか?

テックタッチも大事にしていて、ハッカソンなどの自社イベントを積極的に開催しています。その他にはスカウト媒体を利用してカジュアル面談につなげるなど、地道にやっています。やれることは全てやる勢いで動いていますね。

― Chatwork流の「採用の勝ちパターン」があれば教えてください!

当社の場合、カジュアル面談にたどり着けば、興味を持っていただける可能性が非常に高いかなと思っています。カジュアル面談からのコンバージョンは、逆求人系イベントの場合は約50%、オーガニックで約80%です。
理由は様々ありますが、エンジニアカルチャーが整っている点や、Chatworkのプロダクトへの向き合い方に共感いただけて、興味を持ってもらえるケースが多いですね。
また複数名の社員で参加する採用イベントなどは、メンバー同士の掛け合いから会社の雰囲気を感じていただけているようで、学生さんからのアンケートでも「雰囲気がよかったです」とコメントをいただけることも多いです。「直接お話しできる機会が持てれば勝ち!」と言えるように、磨き続けたいですね。

今のChatworkは「0→1と10→100」が混在している面白いフェーズ

― この記事の読者には、学生さんもいらっしゃいます。高瀬さんから見た「今のChatworkで働く面白さ」について教えてください!

今は、いわゆる0→1と10→100が混在している面白いフェーズだと思っています。既存事業もしっかり伸ばさなければならないですし、周辺事業も新たに作っていく必要がある。既存のメンバーと切磋琢磨してスキルを伸ばしたい方だけではなく、自分で企画をしてプロダクトを作っていきたい方にとっても、いい環境が用意できています。

プロダクトの性質としても魅力があると思います。Chatworkは仕事で使っていただくチャットツールなので、アクティブ時間が1日8時間ほどあり、デイリーのアクティブユーザーも100万に届く規模(2021年12月現在)なんです。国内だとこのようなサービスはなかなかないと思います。ちょっとした改善でもユーザーの方はすぐに気づいてくださいますし、「社会インフラ」を支えていくという側面もあり、やりがいがあります。

またチャットツールという性質上、リアルタイムでデータを捌くための高度なアーキテクチャも必要なので、技術的なチャレンジをしたい人にもお勧めです。

― 新卒者の年収はどのように決まるのでしょうか?

当社はグレード制を採用しています。新卒だから一律このレンジと決まるわけではなく、ご本人の能力やポテンシャル・スキルを鑑みて、当社のグレードに照らし合わせて決定しています。

― ここ数年でリモートワークが普及しましたが、Chatwork社員さんの働く場所についても教えてください。

国内拠点が東京と大阪にあります。中途社員ははじめからフルリモートでの勤務をされる方もいらっしゃいますが、新卒の方に関しては、業務に慣れていただくだけでなく、そもそも「会社に所属して仕事をする」という経験から初めて積んでいただくので、彼ら・彼女らが困った時にすぐ助けられるようにという観点で、東京か大阪の近郊に住んでいただくようお願いしています。 規定の日数出社してください、といった決まりがあるわけではなく、成果が出しやすい環境を選択して執務してください、というのが会社のメッセージです。

― 最後に、この記事の読者に向けてメッセージをお願いします!

我々は「チームで事を成す」ことを大切にしていて、メンバー同士の日常のコミュニケーションをサポートするところに投資をしています。それを魅力に感じる人はカルチャーマッチすると思いますし、実際に働きやすい環境だと思います。

実際に興味を持ってくれた方は、ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!
採用サイトでカジュアル面談の窓口を設けている他、もう少しライトなものだとMeety経由でもお話しできます。困った時は、問合せフォームなどからメールを送っていただいても構いません!メールもしっかりチェックしています。

2024卒向けのサマーインターンシップを開催します!

Chatworkは、24卒向けのサマーインターンシップを開催予定です。
現在準備を進めており、コンテンツも盛り沢山になる予定です。随時お知らせも出していくので、ぜひチェックしてみてください!

・Chatworkの採用サイト
 https://recruit.chatwork.com/

・Youtube「Chatworkのプロダクトチームに体験入社!」
 https://www.youtube.com/watch?v=wvgaK8j_orA

Chatwork株式会社 2004年設立。「働くをもっと楽しく、創造的に」をミッションに掲げ、国内最大級のビジネスチャット「Chatwork」の開発や運営を行っている。2022年2月現在、民間企業や教育機関、官公庁など34万社以上に導入されており、各組織の生産性向上やコミュニケーション活性化に貢献している。

高瀬和之さんプロフィール 大阪大学 工学部 電子情報工学科を卒業後、株式会社プレンプロジェクトの1号社員となる。ものづくり教育における教材作成や教室運営に従事した後、2019年にChatwork株式会社にジョイン。フロントエンド開発に従事するほか、エンジニア採用広報として新卒・中途採用に携わっている。

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
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