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グリー流! ITエンジニア採用方法と、逆求人フェスティバルへの期待

本日は、グリー株式会社でITエンジニアの新卒採用を担当する森さんに、グリーの新卒採用像や採用方法、逆求人フェスティバルへの期待ついて、詳しくお話を伺いました。

グリーの新卒採用像 4つのポイントに迫る!

― 森さん、本日はよろしくお願いします。
グリーさんは長年、新卒のITエンジニアを採用していますよね。どんな学生さんがグリーにマッチするのでしょうか?

大きく分けて4つあります。
1つ目は、ものづくりが大好きな学生さんです。グリーは創業者の田中を筆頭に、ものづくりが大好きなメンバーが多く集まっています。田中は元々楽天のエンジニアとして働いていたのですが、昼間は会社で仕事をして、夜はひたすら趣味でSNS「GREE」の開発に熱中しており、会員数が10万人近くまで一人で作り上げました。そこからグリーを創業したのですが、トップの田中自身がものづくりが大好きだからこそ、ものづくりを通してユーザーさんに新しい価値や体験を提供したいと強く思っています。ですので、ものづくりが大好きな学生さんはとてもマッチすると思います。

― ありがとうございます。2つ目以降についても詳しく教えてください。

2つ目は、素直で真面目な方です。グリーの行動規範の1つに「人に、社会に、仕事にまじめ。」というものを掲げていて、それを体現できるような方がマッチしていますね。ユーザーさんに良いサービスを届けよう、世界をより良くしようというマインドで、愚直に真面目に取り組める方が合っていると思います。

3つ目のポイントは「夢中を極める」です。これはグリーの新卒採用のメッセージに使われている言葉で、やはり好きなことを仕事にすることが一番いいと考えています。実際グリーにも好きの延長が仕事になっている社員が多いです。好きだからこそ、失敗しても挑戦し続けられますし、仕事においてもパフォーマンスも上がり、何より本人が楽しみながら仕事ができると思うんです。 ですので、面接の時はどんなことが好きで、どれだけのめり込んできたのかを聞いています。
その夢中を極めたベクトルが、グリーの事業や方向性と重なるところが多ければ多いほど相性は良いと思っています。

― 「夢中を極める」というと、学生さん視点で少しハードルが高いように感じましたが、学生時代に特別な経験を積んでいる方じゃないと採用基準としては厳しいのでしょうか?

夢中を極めた経験というのは、他者評価ではなく、物差しは自分の中にあっていいと思っています。
それと、夢中を極めた経験に自覚的な学生さんもいれば、気づいていないだけの方もいるんです。夢中になっている時って「今これに夢中になっているな」という意識もなくのめり込んでいることが多いじゃないですか。
ですので面談や面接のときに、学生さんの過去の経験を丁寧に掘り下げていくように心がけています。話しているうちに「自分ってこれに夢中になっていたんだ!」とそこで初めて気づく方もたくさんいます。みなさん、何かしらに夢中を極めた経験が絶対にあると思うので、それを見つけるお手伝いをできる限りしたいと思っています。

― ちなみにITエンジニア採用の文脈だと、エンジニアリングへの熱中度が重要になるのでしょうか?

もちろんエンジニアリングは重要ですが、エンジニアリングに限ってはいません。グリーには情報系以外の学部に所属していた方もいて、例えば、工学部でロボット系のハードなことを極めながら、入社してからソフトウェア開発を仕事にしたり、理学部でウニの研究に力を入れてきたけど現在はグリーでプログラミングをしている方もいます。
そのような自分の好きなことに対して前のめりになれるパワーをグリーの仕事で活かせればいいと思いますし、一見マッチしていなさそうに思えても、実は繋がっていることもあるんです。
ですので「それを分解していくと、グリーのこういう仕事にリンクしているよ」「その経験は、グリーの仕事のこの部分で活かせるよ」と噛み砕いて学生さんにお伝えすることも大事にしています。

―  詳しくありがとうございます! 4つ目の採用像ついても詳しく教えてください。

4つ目は、チームで働くことが好きな方です。これは、グリーの行動規範の1つである「一流の仲間を集め一流のチームを作る。」というバリューが関係しています。
先ほどお話した通り、グリーには様々な分野で夢中を極めてきた人がいて、オタク度が高い、ギークなメンバーが多いです。それぞれが強い個性を持っていて、互いを尊重しあう文化があります。多様なメンバーが一体となることで化学反応を起こし、大きなことを成し遂げていくんです。

社長の田中も、ひとりで10万人のサービスは作れたけど、数億人、数十億人が使うサービスを作るには限界があったと言っています。
ひとりでは難しいけど、チームならできることってたくさんあると思うんです。せっかくグリーで働くのであれば、ひとりで仕事をするより、チームで大きなことを成し遂げた方がいいので、チームで働くことへの興味は、採用で見ているポイントの1つです。


先日開催されたバーチャル内定式の様子

グリー流のITエンジニア採用方法とは?

― 採用像をかなり明確にされているんですね。グリーさんが、カルチャーマッチを非常に大事にされていることが伝わってきました。
ちなみに、新卒のITエンジニアは、毎年何名ぐらい採用されているのでしょうか?

直近3年は毎年10名〜15名ほど採用しています。

― なるほど!どのように母集団形成をしているのでしょうか?

エンジニアの母集団形成方法は大きく分けて6つあります。
まずは、ジースタイラスさんをはじめとした逆求人型イベントです。あとは、逆求人型のスカウトメディア、人材紹介、大手のナビメディアですね。リファラル採用も動かしています。
コロナ禍の前は、大学や研究室に直接訪問する活動もしていました。

― ITエンジニアの採用人数が10名前後の場合、母集団形成の方法を2,3個に絞って動いている企業さんも多い印象でしたが、グリーさんは色んな経路で学生さんと接点を持っているんですね!

そうですね。先ほど挙げた4つの採用像にきちんとマッチする方を採用したいと思っていますが、出会いの入り口を狭めてしまうと、それだけ学生さん側もグリー側も接触する機会を失うと思っています。

また、エンジニアリングスキルなども大事ですが、先ほどお伝えしたポイントに合う学生さんかどうかはご本人に会って話してみないとわからないため、一人ひとりに向き合っていくという点で「コミュニケーションの深さ」を大切にしています。色々な手法で出会った方と、コミュニケーションを深く取りながら、徐々にお互いのマッチ度を計っていく方が、よりよい採用ができると思っています。

毎年、逆求人フェスティバルでITエンジニアを採用成功!

― グリーさんには、長年逆求人フェスティバルに参加いただいていますが、逆求人にどんなことを期待していますか?

もちろん新卒の方に仕事でパフォーマンスを出してもらうことを期待していますが、同時に、会社の文化づくりや、先輩社員を良い意味で刺激して組織を活性化させたり、次世代の中核を担ったりして欲しいという期待も持っていますので、その可能性を感じる方に入社していただきたいと思っています。
逆求人フェスティバルでは、そういった学生さんに会えることを期待していますし、実際に過去にグリーにマッチする方に出会えて採用ができているので、今後もそこに期待させていただきたいところです。

― 直近の逆求人フェスティバル経由の採用実績を教えてください。

例年多くのITエンジニア学生さんが逆求人フェスティバル経由で入社してくれています。出身校は、東北大学や筑波大学の大学院、慶應義塾大学や沖縄工業高等専門学校の方など、大学院生、学部生、高専生など幅広くいます。
2022年4月にも1名、逆求人フェスティバルで出会ったITエンジニアの学生さんが入社予定です。

会社情報 グリー株式会社 「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションを掲げ、2004年に創業。2007年に世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」を公開した。
現在は、ゲーム、メタバース、広告・メディアの3事業を中心に展開している。

森さん略歴 新卒でOA機器の販売会社に入社。新卒採用を担当し、後に東京支社の採用マネージャーを務める。2019年にグリー株式会社に入社し、現在はITエンジニア職とビジネス職の新卒採用に従事している。

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
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