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エンジニアマネージャー層が採用の最前線に!バンダイナムコスタジオのITエンジニア採用の秘訣

本日は株式会社バンダイナムコスタジオの採用担当である平野さんと、エンジニアマネージャーの山口さんに、逆求人フェスティバル前後の工夫やITエンジニア採用成功の秘訣について詳しく伺いました。

※ 前半はこちら

4名のエンジニアマネージャーが綿密に学生ESをチェック

― 毎年逆求人フェスティバルで採用実績のあるバンダイナムコスタジオさんですが、イベント前はどのような準備をされているのでしょうか。

平野(人事):まず会社説明資料をみなさんに配布・共有できるようしっかり準備しています。次に、約1週間前にジースタイラスさんから共有いただく参加学生さんのエントリーシート(以下、ES)の確認ですね。人事側で学生時代の経験や今後やりたい事はチェックしているのですが、技術的なことは分かりづらいので、そこは社内エンジニアに確認してもらっています。当社の場合、エンジニアのマネージャークラス*がイベントに参加するので、その方々にESもチェックしてもらっています。
*マネージャーまたはリーダー。組織・人員マネジメントの他にも、採用や人材育成を担う。

山口(エンジニアマネージャー):毎回、エンジニアのマネージャークラス4名で綿密にESをチェックし、その4名でイベントも参加しているんですよ。

― 現場の方々が率先して採用に参加されているんですね!ちなみに、エンジニア組織の中に、採用を兼務するチームがあるのでしょうか?

平野・山口:ないです!

平野:エンジニアマネージャーの責務として採用業務も担当いただいているんです。マネージャー層は、組織に人を入れていく、育成していくというのもミッションとして持っていて、そこは会社としても注力しています。

山口:そうですね。エンジニアのマネージャー層は複数名いるのですが、その方々に採用を手伝ってもらっています。優秀な仲間が入社してくれると、我々も嬉しいですから。

― 若手エンジニアの方々は、採用には参加していないのでしょうか?

平野:当日のイベントはマネージャークラスが参加して、後日個別で面談させていただく場合に、学生さんの志向性に合わせてマッチする若手エンジニアをアサインすることはあります。

山口:もっと若いメンバーにも採用に参加してもらいたい気持ちはあるんですが、社内の面接官研修を受けている方の方が安心して送り出せるので、どうしてもマネージャークラスがメインで採用活動に参加することになりますね。

― しっかり研修を行っているんですね!

平野:採用チーム側で、面接官全員に講習を用意しているんです。法律面など細かくレクチャーしてから採用の場に出てもらっています。
というのも、学生さんにも不快な思いをさせたくないと思っていて。もし仮にご縁がなくても、バンダイナムコスタジオのお客様でいていただきたいので、そこは徹底していますね。

イベント当日の面談では、学生からの質問に徹底して答える

― 次に逆求人フェスティバル当日の面談で気をつけていることや、バンダイナムコスタジオ流の面談攻略法があれば教えてください。

山口:当日の面談では、悪い印象を与えないように気をつけています。私たちはお客様を大切にしていますし、もしご縁がなくても、バンダイナムコスタジオの製品は嫌いになって欲しくないんですね。
それと、面談と面接は違うと思っていて。逆求人フェスティバルの25分面談では、なるべく学生さんが知りたいこと、聞きたいことを答える場にしています。「今日は企業さんに、こういうことを聞きたいです」と質問を用意してくれている方も多いので、それに答えているとあっという間に時間が過ぎますね。

平野:あと、お話しする中で学生さんの志向性と当社が求めているものにミスマッチがないかを確認する時間にしていますね。

― 逆に、バンダイナムコスタジオさんが学生さんに聞きたいことがある時は、どのようにしているのでしょうか。

平野:逆求人フェスティバルの前にESを共有いただいているのと、当日面談の冒頭5分間で自己PRプレゼンをしてくれるので、ある程度学生さんの情報は把握できていますが、さらに詳しく話を聞きたいと思った場合は、後日、個別面談を組んでいます。

― 個別面談のお話もありましたが、改めて逆求人フェスティバル後のフローについて詳しく伺ってもよろしいでしょうか。

平野:逆求人フェスティバル後に、学生さんの志望度アンケートをジースタイラスさんが共有してくださるので、それで学生さんの意向を改めて確認しますね。

そして学生さんの志望度やスケジュールに合わせて、次のステップを用意しています。会社説明会やイベントを頻繁にやっているので、そういう場に参加してもらって理解度を深めてもらったり、インターンシップも適宜開催しているので、日程が近ければそれに参加してもらったりして、バンダイナムコスタジオの業務にマッチしているかをご本人に確認してもらっています。もう少し個別でお話した方がいいと思った方には個別面談を組むこともありますし、学生さんの状況に合わせてご案内をしています。

選考は「完全」オンライン!直接会わず内定まで

― 最近はオンラインで選考を行う企業さんも多いですが、バンダイナムコスタジオさんはどのように選考を進めていますか。

平野:実はコロナ以前から選考のオンライン化を進めていました。ただ当時は、学生さんとリアルで会いたいという要望が社内で強かったんです。そんな時にコロナ禍になり、2020年の2月から完全にテレワークになりました。そのタイミングで選考もオンラインに切り替えましたね。
リアルを希望していた社員も、実際にオンライン選考をやってみると、そんなに遜色ないねという感想でした。学生さんもオンライン選考だと移動時間もなくて済むので助かりますという声も多くて、お互いにwin-winでした。

山口:オンラインに切り替えたことで、以前より遠方の方と話せる機会が増えましたね。

― 基本はオンラインとのことですが、内定までに1回はリアルで会っているのでしょうか。

平野:内定まで完全にオンラインなんです。1回もリアルで会うことなく内定に至っています。コロナが落ち着いてきたら、選考の中で1回は直接お会いする機会も検討しているのですが、今後も基本はオンラインですね。

― 本日はありがとうございました!

会社情報 株式会社バンダイナムコスタジオ 家庭用ゲームソフト、モバイルコンテンツ、PCコンテンツなどの企画・開発・運営を行っている日本のゲーム会社 平野さん プロフィール 2008年に旧ナムコテイルズスタジオに「テイルズ オブ」シリーズの企画職として入社。
現バンダイナムコスタジオ設立時に移籍し、社内公募にて2013年後期より採用を担う。
現在は新卒採用・新人研修を担当。新しいものは直ぐ試したい性格。 山口さん プロフィール 1992年に旧ナムコ入社後、数年でゲーム業界他社へ転職し、バンダイナムコスタジオに出戻り、サウンドプログラマを担う。
現在は技術スタジオにてエンジニア職のマネージャー務め、採用・新人研修にも携わる

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
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