BLOG

IT・WEB人材採用に関する記事をご紹介

GunosyのITエンジニア採用責任者に聞く!逆求人フェスティバル攻略法

本日は、株式会社GunosyのVPoE(Vice President of Engineering)である加藤さんに、逆求人フェスティバル攻略法について詳しくお話を伺いました。

※ 前半はこちら

逆求人フェスティバル前の事前準備、ポイントは評価会議!

― Gunosyさんは4年ほど前から弊社の逆求人フェスティバルに参加いただいていますよね。ITエンジニア採用を成功させるために、イベント参加前に準備や工夫されていることはありますか?

まずは、イベントの日程が事前に決まっているので、その日に参加できそうなメンバーをあらかじめアサインしておきますね。イベントの趣旨・テーマとしてどういう属性の学生さんが多いかを予想しながら、どのエンジニアが参加した方がいいかを決めています。

次は、参加する学生のエントリーシート (以下、ES)がアップロードされたタイミングで準備を始めることが多いですね。
(* 逆求人フェスティバルでは、イベント日の 5 営業日前に参加企業にESを公開している)

― 採用担当者同士で集まって、ESを見ながら指名学生さんを決める「評価会議」は事前にやりますか?

事前にやりますね。まずイベント参加予定の人事やエンジニアメンバーは、社内の評価会議までに各自ESに目を通しておいて、気になる学生さんや話してみたい学生さんを、いわゆるABCといった段階で評価をつけておきます。

その後、評価会議の日に、当日参加するメンバーで評価のすり合わせをして、意見が揃っていればこの学生さんは優先度高めで指名しましょうとか、評価が割れた場合はもう一回見直してみるというようにしています。
(* 逆求人フェスティバルでは、企業が学生を、優先順位をつけて指名する形式になっている)

― メンバー同士で、25分間の面談で話す内容を予め決めていますか?

話す内容までは細かく決めてはいないんですが、社内メンバーのうち、その学生さんと話が合いそうなメンバーは、予め決めておく場合もあります。

― ちなみに、いつも何名体制で逆求人フェスティバルに参加されているのでしょうか?

最近だと採用担当1名、エンジニア1~2名という感じで進めることが多いですね。学生さんのタイプによって気の合いそうなメンバーをアサインできるので、なるべく複数人で。

どうしても都合が合わなくて私 1人で出るときもありますが、理想としては1グループにつき 2~3名ほどいるといいかなと思っています。

1人で連続で話をきいたり話し続けるのは、結構体力的にきつい部分もありますので...(笑)
(* グループ数とは、1日で面談できる学生数の単位)

Gunosy流!逆求人フェスティバル当日の面談で工夫していること

― 次は、逆求人フェスティバル当日についてお聞きします。弊社イベントでは学生さん1人あたりの面談時間が25分、最初の5分は学生さんからの自己紹介プレゼンの時間となっていますが、残りの20分はどのように使っていますか?

そうですね、時間の使い方を担当者間でそこまですり合わせているわけでないのですが、僕に関して言えば、学生さんによる5分間の自己紹介プレゼンを聞いて、もう少し詳しく教えてほしいポイントについてまず質問させてもらいますね。

事前にESを見た段階で聞いておこうと思った事も、その場で質問をしています。

あとは、そもそもプログラミングに興味をもったきっかけ、ESに記入欄があるので学生さんも書いてくださってはいるんですが、改めてその点を深堀することもあります。

最後の方は、時間に余裕があれば会社の事業の紹介を少ししつつ、学生さんにとっても有意義な面談時間になるよう、学生さんからの質問に答えることに時間を使っています。

― 逆求人の面談で気をつけていることがあれば、教えてください!

学生さんによっても話すのが好きな方、得意な方、慣れていない方など様々いるので、あまり沈黙が長くならないようにはしています。

事前にESを読みこむ際に、どこに興味を持ったのかなどはメモしているので、それを見て面談に臨んでいますね。

ちなみに、弊社は、割と事前にESは読み込んでおく方だとは思います!やっぱり逆求人フェスティバルに参加し始めた当初はなんとかなるだろう!って思って、そこまで読み込んではいなかったんですけど、何回かやっていくうちに何とかならないことが分かってきたので(笑)

事前の準備としては時間がかかるんですけど、やっぱりESの内容を頭に入れておいた方が、面談時間が有意義になりますね。

― 面談後のアクションについての質問なのですが、一旦面談をしてみて、後日アクションを決めるという流れですか?

基本的にイベント当日に全員のネクストアクションは決めてしまいます。評価が高い場合は面談の場でパパっと次の面談を決めることもあります。

逆求人フェスティバル後の採用フロー

― 逆求人フェスティバル後のフローについて、インターン期はインターンへの動員だと思うのですが、本選考の場合はどのようなフローでしょうか?

まずは技術課題を用意させてもらっているので、それに取り組んでもらうための予定調整をするところから始めることが多いですね。あと、働く様子を見たいというのもあって、短いながらも選考の途中でインターンを用意しています。

ちなみに、選考に進んでもらう前に、もう1回話した方が良さそうだなという場合は、面談という形式で時間取らせてもらって、社内でこの学生さんに合いそうだなというメンバーをアサインして話してもらっています。

― ここでも、学生個人に合わせたアサインをされているのですね!

そうですね、学生さんのタイプによって変えていますね。

― 最後に、採用活動をする上で、学生さんとのコミュニケーションで気をつけている事があれば教えてください!

候補者の方は大学院生の方も多く、研究や学会などで忙しいという場合もあるので、考慮しながら途絶えないように細やかに連絡はさせてもらっています。時間が空きすぎるとお互い存在感がなくなってくるというところもあると思うので(笑)

そこは気をつけながら、とはいえ、卒業、修了も大事なので、あまり学生さんに無理をさせるようなスケジューリングにはしないようにしています。

― 本日はありがとうございました!

会社情報 株式会社Gunosy 2012年設立。「グノシー」や「ニュースパス」「LUCRA(ルクラ)」などの情報キュレーションサービスから、「YOU IN」といった D2C領域まで広く事業展開している。 加藤慶ーさん略歴 早稲田大学大学院基幹理工学研究科修了。ソーシャルゲームの開発、アドテク企業でのデータエンジニアを経て2015年12月Gunosy入社。「ニュースパス」の立ち上げや広告配信ロジックプラットフォームなどの開発を担当。またエンジニア採用の責任者としての役割も担う。2018年9月よりVP of Engineeringを担当。

この記事を書いた人ワタナベアスカ 大学卒業後、2015年に株式会社ジースタイラスに入社し、ITエンジニア採用支援を計100社以上担当。
現在はフリーライターとして就転職や採用関連の記事を中心に執筆している。
趣味は美味しいものを食べることと、奈良散歩。
BLOG GunosyのITエンジニア採用責任者に聞く!逆求人フェスティバル攻略法